空手本場での心がけ

 

私たち「沖縄伝統空手総合案内ビューロー」の重要な役割は、外国人と沖縄の道場を結ぶパイプ役となることです。そこで、道場主に負担が掛からないように、また、外国人の受け入れに金銭トラブルが生じないように、賛同していただいている道場主と相談の上、下記のルールに基づいて道場を案内しています。

なお、このルールは、初めて来沖される方及び、沖縄空手古武道組織との支部関係・交流のない方を対象にしています。

 

1、月謝

2010年に行われた沖縄感性・文化産業研究会実施のアンケート調査「沖縄の空手道場における海外研修生の受入状況」によると、県内で外国人を受け入れている道場のうち、約35%が無料で研修を提供、有料のところでも1万以下での指導が約38%であることが分かりました。1万円以上での研修は13%程度に過ぎません。研修期間は1~2週間が大半(全体の4分の3)を占めています。

沖縄の人は優しい心を持ち、紳士であります。また、空手指導者は武士ともいえます。本場のプライドと誇りを何よりも大事にし、空手を継承したいという気持ちだけで外国人への指導を無料で行う先生は少なくありません。しかし世界中では、どの国でも月謝、謝金やセミナー参加費を支払うのが常識で基本的な行為です。受け入れを永く続けていくため、また、空手の本場・沖縄の稽古環境を守り続けるため、下記のような謝礼金を先生に納めることが、私たち空手ビューローがあなた方修行希望者を沖縄の道場へ紹介する条件であり、それが先生や道場への礼儀であると考えます。

 

1名、2週間の研修(週3回程度の稽古)当たり        1万円以上
1名、1回の稽古当たり        3千円以上

 

この謝礼金は、稽古初日、直接道場主にお渡し下さい。

先生によって、お金を受け取らない場合もありますが、稽古以外での負担もありますので、必ず納めてください。先生が受け取らない場合、「道場の門弟の感謝としてお受け下さい」と伝えましょう。

なお、訪れた道場ですでに受け入れ規定がありましたら、上記ルールの限りではありません。

その後、道場の会員になる場合、または交流が続く場合は、先生との相談になります。

 

ヒント:日本では、はだかでお金を渡すのは失礼にあたります。渡す際に、お札を封筒に入れましょう。封筒には指定はありません。また、礼儀を重んじて、お辞儀をして渡すのは、良い心と精神の証です。

 

2、道場の紹介

問い合わせに応じて、できる限り道場や指導者を紹介していきますが、この活動はあくまで県内の先生方との相談の上でしか行いません。また、同時にいろんな道場で稽古をすることも相応しくないと県内関係者や当ビューローも考えていますので、場合によっては紹介ができなくなることを予めご了承下さい。

さらに、すでに本土系の空手組織に加盟していて沖縄県内での稽古を希望される場合は、加盟組織に迷惑がかからないような熟慮・行動を自己責任のもとに行っていただき、また、申し込みの際にその事を私たちにご説明願います。

 

3、宿泊や観光

基本的に、沖縄の道場には宿泊施設はありません。また、県内の多くの指導者は仕事として指導するのではなく、昼間仕事をしながら夕方指導する先生が多くいます。紳士らしい行動を守り、先生の負担にならないようにすることが最も重要です。宿泊や観光などのニーズがありましたら、当「沖縄伝統空手総合案内ビューロー」へお問い合わせ下さい。